−実力は現場を体験することで身につく− 　放送・映画・音楽・芸術の業界が求める人材は時代とともに変化し続けています。学校を創設した当時から、業界と太いパイプで結ばれ、そのニーズをカリキュラムに反映させてきました。このような「現場主義」の環境だからこそ、業界で多くの卒業生が活躍しているのです。

−信頼はあいさつから始まる− 　スタッフやキャストが集まって作品をつくる仕事では、チームワークが必要不可欠です。チームワークや信頼関係の基本であるあいさつをはじめとするコミュニケーションを重んじているからこそ、社会人として必要な豊かな人間性や社会性を身につけることができるのです。

−表現は個の確立から始まる− 　クリエイティブな仕事に携わっていくためには、自分自身で道を切り開き、表現していくことが大切です。同じ目標を持った仲間が集う中で、知識・技術・技能を高めるとともに、自己を確立しているからこそ、自由な発想と各自の個性をのばすことが出来るのです。

　東放学園はより良い専門的な教育サービスを提供する事を求められていますが、その対象とする分野は広義のメディア＆エンターテインメント業界（具体的には放送、映像、音響、映画、アニメ、マンガ、小説、音響、音楽、演技、芸能、ダンス、マスコミなどの分野）であります。この分野で携わる者としては他の分野に増して創造的な能力が求められます。それには先天的な能力だけでなく、努力によって得られ養われる能力や技能が不可欠であります。つまりは個人が持っている全てを発揮することが必要になるのです。それが「人間発揮」です。
　更にこの分野では一個人だけで目的が達成される訳ではなくその個人を支える多くの周りの人達との息の合った関係がなければその成果が得られません。それらの関係に不可欠な事、それが「信頼」です。この「人間発揮」と「信頼」が両立してこそ最高の成果が得られるのです。実はこの事は、学ぶ人だけではなく教育事業に関わるスタッフ全ての人にも通じることです。これが東放学園が「信頼と人間発揮」を理念とした理由であります。